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『無気力』なのは幼い頃の『自立したい』という願いを親が気づけなかったことが原因?

モンテッソーリを学ぶと次女が無気力になる理由が

なんとなくわかってくる

 

2歳のイヤイヤ期の『自立したい』という芽生え

親にとっては少々大変な待つという忍耐の時期

 

この自然な成長の過程を経験していないということは

生きる喜びを体験していないということ

『無気力』や『横暴な性格』という形で

後から代償がついてくる

 

次女は不登校になった当初

よく死にたいと言っていた

 

そこまで深刻そうな雰囲気ではないが

ぶっきらぼうにその言葉を発するので

私の中では淋しい気持ちと申し訳なさでいっぱいだった

 

次女は不登校になり学校の勉強は一切しなくなった

家庭での活動もこれといってやることもなく

毎日時間を持て余していた

 

取り組めるのはゲーム&You Tubeだけ

学校へ行かないのだから時間はいっぱいある

 

何かいつもと違うことをしてみては?

学校では出来ない事に取り組んでは?

そう促すものの全く動こうとはしない

 

そう心のエネルギーが枯渇しているんだから

何かしようという気にもならない

 

『何にもやる気が起きない』

『何も楽しくないし、面白くない』

『何も興味が湧かない』

 

最後には

『何もすることがないから生きていても仕方ない』

『死にたい、消えたい』

そうぼやいていた

 

自由な時間がいっぱいあるのに

やりたいこと、やってみたいことがない

この意味が最初私にはよくわからなかった

でもモンテッソーリで2歳のイヤイヤ期に訪れる

成長の過程を経ていないのであれば

無気力になるのも無理はないんだと知った

 

子どもがあるひとつのことに

特に興味を示す時期

これを『敏感期』という

 

0~6歳までに

子どもはいろいろな情報をすいすいと吸収する時期がある

子どもが大人の手を借りずにひとりで物事をこなしてみたくなる時期

 

この時期に学びたいと思っていることは

無理やり教えなくても楽に学べる

 

大人は子どもがいま何の敏感期なのかを見極め

興味をかきたてるような活動をさせてあげることが大切

 

そうこの敏感期にはいくつか種類がある

1.言語の敏感期

  話し言葉・文字 

2.秩序の敏感期

  物を置いてある場所や物事の順番に対してのこだわり

3.感覚の敏感期

  感覚的印象の探求・ため込み

  感覚的印象の整理・分類・秩序化

4.運動の敏感期

  運動機能の発達

  動きをより細かく洗練したものへと調整する

5.数の敏感期

  自分の年齢にこだわりを見せたり

  お風呂の中で数を数えたりする

6.文化の敏感期

  言語・数意外に出てくる興味や関心

これらの敏感期は

どれも発達段階もので

子どもによってみんな成長するペースが違うため

表に出てくる敏感期の種類もみんなそれぞれ違う

 

エネルギーの強さや集中するタイミングも

みんな違う

そのことを理解し尊重する必要がある

そして一人ひとりの成長を後押しすることが大切

 

この『敏感期』の存在を一般的には第一次『反抗期』

と呼んでいるような気がする

 

言葉が変わるとイメージががらりと変わる

 

『反抗期』と捉えると

大人の指示に対して拒否・抵抗・反抗するなどの行動をイメージする

でも『敏感期』と言いかえれば学びの時期に変わる

 

子どもの行動自体は同じようにみえるかもしれないけど

子どもの心の中では全然ちがった

やりたいという願いをただ主張しているだけ

 

大人はそれを知らなさすぎる

そして私は全然知らなかった

 

この幼児の時からすでに子どもは一人の人として尊重される存在

もっと真剣に子どもと向き合わなければいけない

 

この敏感期の時期は子どもの自立の時

いまこの子は何かを吸収しようとしている

興味のおもむくままに何か学んでいる最中

そうとわかれば

親はそれを無下には扱わない

 

でも敏感期の意味を知らない為に

生きる気力を奪ってしまった

 

 

次女は3.感覚の敏感期の時

私はこの気持ちを読み取ることは出来なかった

たぶん母(祖母)の置物やガラス細工など

色や手触りなどの感覚に興味を示していた時だろう

 

また外へ出て芝生を裸足で走り回ったり

砂遊びを心ゆくまでさせてあげなかったりと

家事と自分の体調不良のせいでこの敏感期を

思う存分体感させてあげられなかった

 

敏感期のエピソードが書いてあります

👇以前の記事もよかったら合わせて読んでみてください😉

protect-rich-mind-body.hatenablog.com

 

この時この敏感期を学んでいれば

今敏感期だから邪魔しないであげて』と家族から

守ってあげられていたかもしれない・・・

 

そして私自身ももっと寄り添えたかもしれない

 

これを学んだ後ちょうど主人の甥っ子の敏感期を目の当たりにした

 

主人の実家に帰った時

甥っ子が食卓のテーブルに座る位置がいつもと違うことに

すごくイライラして癇癪を起していた

 

義理の母は『今日は大勢いるからどこに座ってもいいの』

『そんなに怒らないの』って口走っていた

でも甥っ子は座る位置がいつもと違うことに納得がいかず

ガミガミ文句を言っている

 

そうこれは秩序の敏感期

その光景を実際に見れたので私はジーッと甥っ子を観察した

 

本に書かれていることが現実に起きていて

やってはいけない対応を大人はやっていた

 

大人にとってはそんなことでっていうことなんだけど

子どもにとっては

秩序のある整理整頓された状態を好むため

それを乱されるとすごく苦痛を感じる

 

要するに不快なんだ

その気持ちを甥っ子は自分ができる最大の表現方法として

癇癪している

 

この秩序の敏感期はとっても興味深かった

 

本来ならその苦痛に共感し甥っ子の気持ちを受け止めることが一番

甥っ子の気が済むように大人は配慮して座ってあげるのが

寄り添いなんだと思った

 

それを分かっていても私はどうすることもできなかった

甥っ子にどこへ座ったらいいかな?と

尋ねることぐらいしかできなかった

 

でもこの時やっぱり大人はうるさいものには蓋をしたがる

そんな雰囲気だった

 

たぶん私も以前なら娘たちが同じように癇癪を起したら

『今日ぐらいいいの、我慢しなさい』って

ねじ伏せていただろう

 

子どもへの寄り添いはなかなか難しい

 

周りの意識の違いもあるからなおさらだ

でも学んだ知識

少しづつ実践し自分の中に落とし込みたい

 

そうすれば公衆の場で敏感期の子と遭遇しても

おおらかな気持ちで見守れるだろう

 

知識を身につけ

その根拠と関連がわかると『スッキリする』

そしてこの経験が喜びとなり、確信に変わる

 

この感覚が娘たちにも体験できると

『無気力』から脱出できるんじゃないかな

 

今できることは興味がありそうなことを

ちらつかせて感覚の経験をさせよう

 

ダメのオンパレードで体験できなかった経験を

償うかのようにこれから少しずつ増やしていこう

 

そしたらいつか何か次女の心に引っかかるものに

出会えるかもしれない

 

その出会いが『生きる喜び』へ繋がってくれるといいな