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不登校児の反抗期 長女の反抗の現れは『無気力』

不登校児の反抗期

中学2年生と小学5年生の娘達

娘達の反抗期は不登校という形で姿を現した

 

不登校は一種の反抗の現れ

???

 

かのように思えていたが

不登校はあくまできっかけに過ぎず

起爆剤のようなもの

 

娘達の反抗はもっと根が深く

私の中にもその根を這わせていた

 

 

長女の反抗期とその態度は

一般的に想像していたのとはちょっと違った

 

攻撃的な態度や暴言を吐くといったことはない

まぁ所詮 女の子だからそんなものかもしれないが・・・

 

私は

『クソババァ、クソジジィ』

『ムカつく、死ね』

こんな言葉を浴びせられると

勝手に想像していた

 

ストレス発散の為に

モノが投げられる

壊されるといったことも想像していたが

これもない

 

そしてそれにいちいち反応して

『キィ~』ってなっている私がいるはずだったが

どうやら妄想のよう

 

思春期の子を持つ親の宿命と思い込んでいた妄想は

私には巡ってこなかった

 

長女が暴言を吐くことはないし

モノへの八つ当たりもない

 

一体何がどう反抗の状態なのか

全く分からないといった様子

 

思わず反抗期に突入してるのかなと

疑いたくなる

 

でも確実に長女は反抗期に入った

 

 

長女の反抗期はどうやら

無気力という形で姿を現した

 

概ね何に関しても覇気がない状態

 

と言っても

何もしていないというわけでもない

 

生活するために

自分でご飯を用意したり

自分の洗濯物を干したり

部屋の掃除をしたり

最低限自分の身の回りのことは

自分でやっている

 

 

また 自室に引きこもることもない

一日のほとんどの時間をリビングで過ごしている

 

ただなんとなく

何を言っても

反応が薄い

 

反応したかと思えば

すっごくやんわりとした反応で

聞いてますか?って

顔をのぞき込みたくなるくらい

反応が薄く無表情になってきた

 

最初それが反抗期だって気付かずに

イラッとしていた

 

”おいっ 無視か?”ってね🤨

 

でも様子を伺っているとだんだんと分かってきた

これは反抗だ

 

正解か不正解かは分からないけど

反抗期だと解釈したら

特別苛立つこともなくなった

 

長女の態度は

私と主人、祖父母に対してだけ

無気力な表情と態度を示すようになってきた

 

唯一次女の前だけは

優しい長女の姿がたまに顔を出す

 

なんやかんやと

夏ぐらいから長女の軽い無気力状態が顔を出し

最近少し和らいできたところ

 

 

 

母親の私が今まで長女の心の扉をガッチリと押さえ

開かないようにしていた

 

長女の心の扉を重く開かないようにしていたのは

紛れもなく母親の私だ

 

ずっと閉められた扉が

不登校をきっかけに少し開いた

 

その開いた隙間から

私がこっそり覗き込んだ

 

ある種の興味本位

閉めていた扉を私が開けようとしたら

いとも簡単に開ききってしまった

 

ここぞとばかりに開いた扉の先には

長年 溜まりたまった長女の意思が

存在していた

 

そして気付いてしまった

 

長女にもちゃんと意思がある

ということに・・・

 

当たり前なようで不思議な感覚

 

何もわからない子どもだから

一からすべて知識を与えないといけないと思い込み

私達の持ってる知識を与え続けてきた

 

その知識の山は扉の向こうにあると思っていた

 

長女を形成しているのは

今まで知り得た知識や経験だと思い込んでいた

 

でも違った

 

私の知識の山は

長女の心の扉の前に積まれていた

単なるお荷物

 

扉の前を塞ぎ

長女の奥底にある意思を

通せんぼしていたのは私

 

扉の前に積み上げられていたものは

親の勝手なエゴと

クソみたいな親の大人の価値観

 

長女の意思は

扉の向こうにちゃんと存在していた

 

 

不登校をきっかけに

私の中にある価値観が変わり

扉を重く塞いでいたのが私自身であることを知った

 

そしてそれが悪害だと気付いたため

私自身を長女の中から追い出した

 

長女の意思をごっそりと扉の外に吐き出させたら

再スタート出来るんじゃないかと思った

 

だから幾度となく

言いたいこと

思っていること

全て吐き出していいよ

そのまま受け止めるからね

 

長女の意思、気持ちを受け止めることが

本来の親の務めだから

かまわず吐き出してごらん

 

と簡単に言ったものの

それを吐き出したところで

あまりスッキリはしていない

 

そう 何かかが違う

 

本来の自分に出会ったはずなのに

なんだかモヤモヤしている

 

そのため無気力状態になっている

 

今の自分の感情に対面することは出来たが

今まで自分の感情に蓋をして生きてきたため

その感情をどう受け止めて良いか分からないようだ

 

”これは好き”

”これは嫌い”

これくらいのことは簡単に分かるし言えるが

その理由まではよく分からない

 

そして好きなものに対しての理由は

なんとか具現化出来るようだが

嫌いなものに対しての理由は

具現化することが難しいとのこと

 

自分の考えを表現することも

受け止めることも未経験なため

何も言えなくなってしまう

 

おそらく

嫌いな理由が分からないわけじゃない

そんな風に嫌いだと言うこと自体がダメなことだと

思い込んでいるため

自分の感情を表現しづらい

 

言葉に出して吐き出したい反面

それは言ってはいけないとか

そんなことを考えてはいけない

といった概念が

思い込みが先に立ち

自分自身の深掘りが難しい様子

 

重たい感情が扉の向こうにあるのに

それを吐き出すのが怖くて

扉の奥に留まろうとしている

 

私はその感情を外に吐き出すのが

一番楽で一番手っ取り早いと考えていた

 

でもこれはこれでいろんなことに向き合わざる負えなくなるため

しんどい作業

 

自分が大人の反抗期を迎えた当初は

なんでもかんでも思っていることを吐き出せばいいと

考えていた

 

そしてそれで事が治まると思っていた

反抗期とは反抗すればいいのだと安易に考えていた

 

吐き出したら楽になれる

吐き出したらスッキリして

次に進める

 

でも重たい暗い冷たい感情は

向き合うだけでもエネルギーがどっと持って行かれる

 

その感情が自分の中にあるということを

認めるだけでも

案外辛い

 

誰だって楽しい感情に溢れていたい

冷たい感情は持ちたくない

そんな冷たい感情を持っている自分を受け入れることは

さらに自分を冷たく重くする

 

それがしんどくて

長女は思考を停止させ

無気力になっていった

 

 

不登校の当初は私が全ての原因だと知り

娘達ではどうすることも出来ない現実は

私が対処してきた

 

学校に行かないことで生じる問題など

全て親の私が代わりに始末してきた

 

でも反抗期は

私が変わって終らせることはできない

 

いくら家族感でギクシャクして

生活しづらくなるとは言っても

私が全てを丸く治めようとすることは

長女の自己の形成を邪魔することだと理解している

 

現に私が両親に対して

共依存関係を絶ちたいと考えた時

私の安全地帯である主人は私の話を聞くだけで

私に理解を示すだけで

『じゃ~言いにくいことは代わりに僕が話そうか?』

とは一度も言わなかった

 

そう自分の感情は自分で始末しなきゃいけない

自分のことは最後には自分でどうにかするしかない

 

きっとそれが必要な時なんだ

 

常に行動を起すのは自分

自分の反抗期の体験で

そう実感している

(まだ終っていないけどね💦)

 

だから長女の反抗期も

長女が自分で考え自分で終らせるしかない

 

いくらどんなに味方がいても

誰も変わってあげることは出来ない

 

とは言え

長女はまだ始まったばかり

焦ることはない

これから沢山のきっかけと沢山の時間を使って

自分で考えていく

 

私はその時間をじっと待つ

 

私は長女の扉の前に積み上げた重しを

どかすまでしかできない

 

その先は私が関わると

今までの流れで勝手に背負い込むし

長女もしっかり自分と向き合えなくなるため

関わらないことが一番

 

ここからが完全なる放置

 

ただなぜ放置しているかは

ちゃんと伝えた

 

これを伝えないと

長女の中に疎外感が生まれ

自分の気持ちに向き合うどころではなくなる

 

勘違いからの不安感に襲われないため

私の考えはしっかりと伝えた

 

長女が一人で自分と向き合うために必要な時間

自分を知るためにはこの時間が必要なんだということを

 

誰かと常に一緒にいることは

いいことばかりじゃない

自分を見失う時もある

いやいや、今までが見失いすぎていた

 

周りに合わせすぎて

自分を見失っていた

またその方が楽だったから

楽な方に流れてしまっていた

 

そこへ反抗期という自分と向き合う時期がやってきた

軌道修正できる唯一の時間

 

学校へ行っている時は

この時間の確保が出来なかった

 

塾や習い事はしていなくても

一人になる時間がなかった

一人で悶々と考える時間がなかった

 

毎日慌ただしく決められた時間に合わせて生きていた

学校と家の往復でもあっという間に

一日は過ぎる

 

子どもの時から自分と向き合う時間は

いつだって大切な時間なのに

私はそれを知らなかったため

娘達にその時間を用意してこなかった

 

今考えれば

これでもかってくらい

考える時間を与えなかった

 

暇な時間が出来れば

勉強、お手伝いとガッチガチに

詰め込んできた

 

勉強させていないと

何かさせていないと不安で

暇な時間

ぼーっとさせる時間なんて

与えてこなかった

 

私がこのボーっとする時間の有効性を知らないがために

大切な時期を先延ばしにしていた

 

でも今 長女は

これでもかっていうくらい

ぼーっとしている

 

今が長女にとってこの時間が

必要なことなんだ

 

少しずつ少しずつ

自分と向き合う方法を身につけ

自分を理解していく

 

考えることが得意ではない長女にとって

かなり疲れる時期になってきた

 

それでも今ゆっくりと反抗期を過ごしている

 

この時をすっ飛ばすと

私のようになるよ

 

だからゆっくり自分のペースで反抗してください

私はそっと見守ります

 

それが私の役目です!